パール判事の日本無罪論
田中 正明
もうね、読み進むうちにね、どうして学校でここんトコを詳しく説明してくれなかったのかと思いましたね。
日本の歴史にあれやこれやと思いを致すほど、社会科の成績が良かった訳でもありませんが、最近になってなんとなく、御一新以降の日本を知りたくて、何冊か本を読みますた。
満州侵略、真珠湾攻撃、敗戦、東京裁判
その辺りを授業で触れる頃には、学期ももう3学期に突入してて、“さらっ”とおざなりに流されてしまっていたように憶えてます。
正直よく考えてみると、実際にここいら辺を授業で習ったかどうか、その記憶すらあやしくなってきます。
そんなこんなで、たまに戦前〜戦後に関する特集をテレビで観たりすると、たちまちに
(敗けるのがわかってて戦争するなんて、当時のこの国は、軍国主義にどっぷり浸かっていたんだなぁ)
とまあこんな風に、うっすらと、思うでもなく思っておりました。
でも、そうじゃなかったのね。
あの戦争って、「せざるをえない」ような空気に流されて起こした戦争だったのね。
東京裁判の「戦犯」て、そういう事だったんだね。
中国や朝鮮が「謝罪」「賠償」「反省」と言ってるのをテレビで見る度、なんとなく後ろめたく、なんとなく申し訳ないような気分にさせられてました。
それを考えると、なぜに戦争が起こって、結果、どんな形で責めをを負わされて今に至っているのか、もうちょっと、きちんとお勉強し直さないといけないなぁ。
と、そんな気分にさせられますた。