中学の頃からしばらく、北杜夫ばかりを読んでいた時期がある。
“どくとるマンボウ”さ。
その中でよく目にしたのが「との由」とか「の由である」とか。
『由』とは“伝達・(伝聞・見聞)の内容との由。
江戸時代、松平定信の側近の中に、世上の見聞や官僚の評判などせっせと書き留めては報告する者があったそうで、「〜の由、〜の由」と噂話を綴ったその本は『よしの冊子』と呼ばれていたんだそうな。
まぁぼくもそんな感じで、なんでもかんでも載せていってやろうかと思った訳です。
その日その日の書き留めておきたい事から、書かないほうがいくらかマシな事まで。